サイドステップ練習は転倒予防の何に有効か?!

論文タイトル

地域在宅高齢者における最大サイドステップ長と運動能力および転倒との関係

医療系論文を理学療法士10年目の私が口語訳して紹介します。

カテゴリー

転倒予防

出典

理学療法学第32巻第7号391-399、2005

 論文を30秒にまとめると

僕的タイトル

側方へのとっさの一歩は転倒予防につながるのか


何が知りたかったの?

側方への一歩(サイドステップ)が運動能力、転倒に関係するのか


誰にやったの?

地域在住の70~85歳前後のじいちゃん(368名)、ばあちゃん(603名)計971名


どうやってやったの?

  1. こけたことがあるかの調査
  2. 体の柔らかのチェック
  3. 手と足の力のチェック
  4. 片足バランスチェック
  5. サイドステップの足幅のチェック
  6. 歩行チェック


結果

  • サイドステップは体が硬くなるよりも、バランス能力が関係する
  • サイドステップは歩く際の足幅と歩行の速さに関係する
  • 転倒しやすい人はサイドステップ能力が低くなる


著者の考え

  • 年をとると歩いた時の一歩が小さくなり、歩行速度も落ちる。これは側方へのステップと動作が類似しており、片足立ちになる時間が増えることでバランス能力に影響がでる
  • こける原因のひとつに側方への動揺がある。その際にステップを出して回避できるかどうがかがこける・こけないといった一つの要因になる

 私の考え

側方への足の出しにくさはバランス能力が関係

足を大きく出す動作はその分、支える側での力やバランスが必要になってくる。


いわゆる片足立ちの時間が増えるっていうこと。そういった意味で普通に歩く動作と、サイドステップではこの片足立ちの能力の影響をもろに受けるから、それらが関係するのは自然な流れ。


でも年をとるとこの片足立ちが難しくなるんだよね。


それっていろんな要素が絡み合ってくるから(単純に筋力だけの問題でもなく、筋肉隆々のマッチョな人がグルグルバットで回ったあと、ふらふらするのと一緒で、筋力だけではバランスはカバーできないってこと)、片足立ちの能力をずっと落とさずにいけると転倒ってかなり防げそうだね。


じゃあどうするかって。それが明確にないから難しいんだよね。片足立ちってどうすればうまくなるのかな?


これセラピストの永遠の課題だと思うよ。個人的には股関節・足関節を如何に使えるかが有力なんだけど(これはあくまでも個人的な偏見なので、さらっと流してね)、これはまた色々調べて情報あげていきます。

転倒しやすい人はサイドステップ能力が低くなる

前々回の方向転換のブログでも書いたけど、バランスを崩した際にどれだけ足を出して耐えれるか、そもそもバランスを崩さないために股関節をいかに柔軟に使えるかが、転倒予防に関係するのは間違いないね。


転倒の原因にはただ歩くだけの能力では対応しきれないってことやね。


筋力がおちないように、こけないようにと公園などを散歩するお年寄りには、ただ歩くだけよりカニさん歩きの練習も良いかもよって今度アドバイスしてみよう!!


こういったことって、僕たち運動を知っている者がもっと情報発信していかないといけないんだろうな。だって、お年寄りはこけないためにカニさん歩きをってならないもんね。


そして、ただ単純にサイドステップ運動が転倒予防につながるか、つながらないかはわからないけど、運動のやり方をかえることの応用(例えばリズムに合わせてサイドステップをするとか、クロスしてサイドステップを出すとかなど)を利かすことで、少しは転倒を防げる可能性もあるんじゃないかな。

 まとめ

サイドステップ動作は絶対転倒予防には重要になってくる。もうこれは間違いないだろう。


しかし、あとはそれをどう運動に取り入れるか。これは高齢者では絶対わからない。


おじいちゃんやおばあちゃんがいたら是非聞いてみて。こけないようにするためにはどうすれば良いかって。


絶対カニさん歩きをするって回答はでてこないだろう。


そういった意味でも、転倒に関係するような運動方法を教えていくことが今後は必要になってくるだろうな。


本日はここまで~

作者:理学療法士 中上博之

おねがい

口語訳してほしい文献があれば、コメント欄にお願いします^^

英語でも構いません^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA