転倒予防に大事な靴の状態。靴を履く前に必ず調べておくこととは?(転倒予防に対する心得③)

転倒予防ニュース

転倒原因には”靴の使用頻度”が原因していた

転倒予防に対する心得③

今日は転倒予防に対する心得③ということで、普段の皆様が履いている靴についての情報をお届けします。

高齢者の方々の中には、転倒恐怖感が強く中々おもいきって外出できない、といった思いを持たれている方が多くいると思います。

そうすると、家の中での移動がほとんどとなり、歩く量は激減し、筋力低下や耐久性が落ちるといった悪循環に陥ることがあります。

我々、リハビリテーションに関わるものとしてはこういった方々をなんとかして外に連れ出したいと思うわけですが、その前に是非確認してほしいことがあります。

それは、その方の普段履いていた靴です。

靴をみて何を判断しろというのかというと、
足底の外側が減っているなとか、靴の中でしっかりアーチが作れているのかなとか、この人にちゃんとフィッテイングしているのかな、といった少し専門的な部分をみることも大事ですが、その前に必ず調べておいてほしいことがあります。

それは、以前の外出からどれぐらい日数が立っているかということです。

それを聞いてどうするの?と思った方もおられるかもしれませんが、先日、消費者安全調査委員会から重大なニュースの報告がありました。
7月3日のNHKニュースより

身近なものが原因で起きる事故を調査している消費者事故調は、運動靴の靴底がはがれたことが原因で転倒し、けがをしたという事例が報告されていることから、事故についての情報をまとめ注意を呼びかけました。

それによりますと、靴底がはがれてけがをしたり転びそうになったりした事例は、去年までの7年間に34件報告され、足首を骨折するなど重いけがをした事故も起きています。

と報告しています。

逆に靴を履く機会がすくなければ、それだけ靴のダメージは少なくて済むんだから、靴底がはずれるなんてことはないでしょう。

そう思った方は是非注意していください。

また、34件を少なく思う方もおられると思いますが、現実事故として起こっているということは、靴底がはがれて転ぶって危険性は身近に迫っている可能性があるってことです。

消費者事故調によると、

運動靴の底の部分や接着剤に使われるポリウレタンはすり減りにくいなどの特長があるものの、熱や湿気に比較的弱く時間とともに劣化し、長期間保管しているだけでも割れたりはがれたりする可能性があるということです。

このため、前回の使用から時間がたっている靴や未使用のまま長期間保管していた靴を使用する場合には特に注意が必要だとしています。

使っていない靴が劣化するなんて、当の本人である高齢者は知る由もありません。

だからこそ、我々リハビリテーションに関わるものが、そういった靴の状態をチェックすることが非常に重要になってきます。

まずは簡単な靴のチェックとして「その靴いつ履きましたか」を聞くだけで靴の状態を把握できるので、是非現場で気にかけてみてください。

いつまでも元気で健康な人生を送れるよう、ちょっとした気遣いが転倒を防ぐ大きな一歩になると信じています。

では、今日はこの辺で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA