転倒予防に必要な運動継続!!2つの大事なキーワードとは?

論文タイトル

介護予防教室参加者における運動の継続に関する要因

医療系論文を理学療法士10年目の私が口語訳して紹介します。

カテゴリー

転倒予防,運動,動機づけ,介護予防

出典

理学療法学42(6)511-518,2015

 論文を30秒にまとめると

口語訳タイトル

継続は力なり、その法則性とは

目的

介護予防教室参加者の運動継続に関わる要因を明らかにし、どうすれば運動してくれるかの方法を探す

対象

地域在住の65歳以上の高齢者300人(おじいちゃん49名、おばあちゃん251名、平均年齢は76歳前後)

方法

    1. 介護予防教室参加の高齢者に自記式質問紙で調査

1. 運動状況
2. 基本属性(年齢、身長など)
3. 身体機能
4. 社会参加
5. 心理的要因

  1. フォローアップ調査として教室参加後1年後に再度調査

 

結果

  • 運動状況によって(継続群、不安定群、未実施軍)屋外移動能力、転倒スコア、している日常生活動作、虚弱評価において有意差がみられた
  • 運動継続には運動の生活パターンへの組み込みと休んでもまた動けるといった自信が影響していた

 

著者の考え

  • 歩行能力に関する身体機能の維持は、高齢者の介護予防に関する取り組みに重要な役割を示す
  • 運動継続には、習慣化することと自己効力感が必要

 私の考え

運動状況によって(継続群、不安定群、未実施軍)屋外移動能力、転倒スコア、している日常生活動作、虚弱評価において有意差がみられた

運動を継続してできるか否かにおいては、自分の体の状態を知りつつ、身の丈に応じた適切な運動方法の選択が必要になるだろう。

最近足腰が弱くなって、動きづらくてって人が、外で元気にゲートボールしている高齢者集団に混じれるわけもなければ、朝から公園でランニングしている人たちと同じことができるはずもない。

せいぜいできても短い距離を歩く程度ではないだろうか?

そう考えると、動けるかどうかはその人が一番理解しているわけだし、そこの限界点をどう見極め、もうひとつ上のステージにあがるにはどうすれば良いのかを舵取りできるサポート役が絶対に必要になるだろうな。

じいちゃん・ばあちゃんが一度でも動けないって頭で覚えてしまうと、そこから抜け出すなんてそう簡単にはいかないだろうしな。

そういった意味でも定期的な体のチェックをする機会があれば、それこそ、今は自分がどのグループに入ったらよいかや、どういった運動が適切なのか、どういった介護教室に行けばよいのかの指標にもなり、運動するためのきっかけづくりにはなるんじゃないかなって思う。

こういったことって高齢者の方々ってどこから情報を仕入れたりするのかな?

市役所の高齢課なんていってもあまり具体的な情報ってないもんな。

これって高齢者自身にその判断を委ねさすのではなく、こういった継続できるための施策をもっと考えていかないと、今後増え続ける高齢者の外出機会の減少をおさせることも難しくなりそうな気がするんだよな。

運動継続には、習慣化することと自己効力感が必要

習慣化することとは、生活パターンにいかに組み込むことができるかを考えなければいけない。

確かにはみがきやお風呂って習慣化してしまっているから、やらないと逆に気持ち悪くなったりするもんな。

これって、朝早くから整形外科に並ぶ高齢者たちにも当てはまるのかな?

あれってある意味、生活パターンにおいて習慣化していくことがルーチン化されてたりするのかなって思ったり、思わなかったり・・・。

行くことで先生と喋って、それが原動力になるみたいな感じで。

そう考えると、生活パターンに組み込むためには何かの動機が必要で、この動機づけが実は難しいんだろうなって思う。

高齢者でこの動機づけがしっかりできるって、ひとつは健康がテーマになるんじゃないかなって思う。

だから、整形外科に朝早くから並ぶみたいな。

この健康に対する動機づけを考えることが今後絶対必要になってくるんだろうなって思う。

あとは自信をつけるということ。自信とは一回運動を休んでも、また動けるっていったこれもある意味自分がどの程度動けてて、どうなりたいかを常に意識しておくことが大事になるんだろうな。

よく経験するのが、一度動けなくなると、何かを理由に動かなくなる高齢者が圧倒的に多いこと。

だから、病院でのリハビリでは毎日運動することが決まりになるけど、家に帰った途端、動けていたのに全然動こうとしない人が増えたりもするし、それがいい例なんじゃないかなって思う。

それを考えるとある程度、運動できるように尻をたたいてくれる人の存在って大きいんだろうな。

 まとめ

これはある意味、氷山の一角で、今回の研究でも介護予防教室にくる人を対象にしているから、実際はもっと動かない人が多く、自分の体のことをそこまで考えていない人がまだまだ沢山いるんだと思う。

そういった人たちが少しでも、外に出ようって思えるような取り組みや関りが今後は絶対に必要になってくるはず。

そのために、我々リハビリに関わる職種ができることって・・・

まだまだ色々あるようには思うんだけど、もっと色んな案出しながら高齢者を如何に巻き込んで運動を生活習慣のひとつに入れることができるようになるのか、できることはまだ山ほどありそうやな。

本日はここまで~

作者:理学療法士 中上博之

おねがい

口語訳してほしい文献があれば、コメント欄にお願いします^^英語論文でもOKです^^

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